どこいっきょん?

岡山・香川の史跡を中心に、マニアックに迫ります。

岡山県の鎌倉時代の遺構?

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 前回紹介した「伊達弾正館跡」をお見せします。吉備中央町教育委員会によると「鎌倉時代の居館址である」。

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 家の間の細い道から、正面に見える小高い山に登る。よく教科書に紹介されている鎌倉時代の武士(開発領主)の館は平地に堀を巡らせてある。まあ、いろいろあったでしょうから、それだけで何とも言えません。どこのお家の方に挨拶をしたのか記憶が曖昧ですが、もちろん、断って登りました。

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 けっこう高いですよ。そそり立つ壁のようです。地面は突き固めたようにカッチカッチです。ちょうど上がって、『おーっ』と思ったとき、下から不審げにじーっと見ている方が…。登る前に挨拶した方ではないようです。で、一応、上から経緯と目的を叫びました。どういうやりとりがあったか、覚えていませんが、了解していただいて見学をしました。

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 すぐ、登ってきた方向が目に入りました。うーん、クッキリ土塁が…おーっ…。

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 とりあえず、反対側からも見てみました。すぐ気付いたのですが、畑やブドウ園がありました。それで、さっき怪しまれたわけです。まず、(さっき来た方向へ)向こう回りに歩くことにしました。

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 地面が固そうなのが分かるでしょう。あの角を右方向へ行きます。

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 土塁が続きます。何だか分らぬのに、こんなにクッキリ残っていることに感激。

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 ちょっと小高い場所だと分かりますか。

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 石積みのか所がありました。

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 ぐるっと回って、ほぼ反対側に来ました。「町指定史跡 伊達弾正館址」とあります。

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 その後も、みごとに土塁が続いています。

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 ずーっと歩いて、後ろを振り返る。

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 前を見るとこんな感じ。溝と、水を配水する切れ目があります。

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 畑の設備だったりして…。

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 ではないと思います。畑に必要と思えない塀のような土塁がずーっあったわけで、土の見た目が同じ様だからです。

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 よく残ってきたなあと感心。

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 一周回って戻って来ました。

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 木の生えている右側だったんですが、こういうポコッと持ちあがった小山です。

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 次は、ずっと北に行って、高梁市有漢町にある「正尺(しょうしゃく)屋敷跡」です。北条義時のとき新補地頭・秋庭重信が館を構えた所といわれています。また、改めて秋庭氏の城跡や墓なども紹介したいと思います。

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 この遺構そのものが、いつのどういう性格のものか明白ではありません。

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 石塁が二重に残っています。

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 キバナコスモスの色が美しい。

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 最後は、岡山市の「伝賀陽(かや)氏館跡」です。鎌倉時代末ごろのものと考えられています。南から見ていますが、吉備中山が見えます。吉備津神社がすぐ向こうにあります。賀陽氏は代々吉備津神社の神官を務めた大豪族です。吉備真備の出た下道氏らとならぶ、古墳時代ごろからの有力者です。鎌倉時代の有名人としては、栄西を輩出しています。

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 今度は北側から見ています。何が遺構か分からなくてすいません。白っぽく葦やらススキやらが枯れてはびこっている部分が堀で、70m×60mの四角い部分をきれいに取り巻いています。近づいて見ても枯れ草ぼうぼうで、上空から見ないと分かりません。しかも、内部が個人宅なので入れません。地図で示しておきます。

伝賀陽氏館跡地図

 左下の四角い囲みがそうです。その左側をひょろひょろと通っているのが、写真の道です。右の方に見える中山茶臼山古墳は大吉備津彦命墓(おおきびつひこのみことのはか)とも呼ばれています。近くには有名な吉備津神社や古代吉備文化財センター、黒住教本部などがあります。






  1. 2012/11/21(水) 21:26:02|
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Author:犬の知人
丸亀で生まれて、いまは高松の住人。2・3歳のころ見たマリンコングや七色仮面を覚えている。高校生の頃に使ったある参考書の臭いをありありと覚えている。etc.・・・記憶が残るほうなので、郷愁を感じるものが好きである。

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