どこいっきょん?

岡山・香川の史跡を中心に、マニアックに迫ります。

屋嶋寺(古代山城サミット・現地説明会)・高松市

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 現地集合して、まず、南側の城門跡に向かいました。クレーン車などを使って工事中です。写真は、現場入口の看板です。説明にある通り、2001年から発掘調査が始まったばかりです。

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 ちょうど、クレーンで吊り下げた石がキャッチされたところです。材質は安山岩です。崩れていたのを組み直すわけですが、足りない部分はよそから持ってきます。しかも、屋島は石も含めて文化財なので掘り出したりできないので、全く別なところから持ってきたそうです。色が異なるので、完成した後はっきり分かるのでちょうどよいようです。

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 現在工事中なのは、図でカーブのあたりまでで、もっと向こうまで石垣が発掘されています。

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 景色は抜群です。

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 石の形を整えているようです。

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 工事中の全体像です。

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 完成予想図です。城門を入ってすぐの閉鎖空間は、近世城郭でいう枡形だそうです。
 質問タイムがあったので、城壁はきっちり城郭を取り囲んでいたのかどうか伺いました。自然の城壁になっている部分が多いので、侵入しやすい部分にのみ城壁が築かれたようです。全体の10分の1が石垣などで作られてあるそうです。

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 ツバキの花などを観賞しながら移動。

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 「談古嶺」からの風景です。あいにくの天気ですが、雨にならなくてラッキーでした。向こうに八栗さんの五剣山が見えています。眼下は、源平古戦場です。

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 こういう水墨画的な眺めもいいかもしれません。

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 源平合戦のとき血のついた刀を洗ったといわれ、「血の池」と呼ばれる池です。空海が作ったという話があり、本当は「瑠璃宝の池」というそうです。

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 その向かい側です。この辺りも発掘されていて、7~8世紀の土器などが出ているそうです。また、頂上の中央部に当たるこの一帯は少しくぼんでいて、飲料水のための池が作られていた可能性があるそうです。この向こうにも池があるそうです。

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 北側に来ました。城跡はあちらに見える上が平らな山にまで及んでいたと考えられています。浸食で崖になっていて、まさに自然の城壁となっている様子が分かります(知った風に言ってますが、そういう説明があったのです)。香川県の山には、浸食による絶壁がよく見られます(知らない山には気をつけましょう)。また、こちらとの間の谷間には、50mほどの長さの城壁があるそうです。

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 最後は、北側の城壁跡です。みなさんが歩いているのが城壁の上です。ある程度進んでから説明されたので、最初、おっちょこちょいにも担当の方に「こんな所に道があったんですねえ。知りませんでした」などと無駄話をしたところ、「いや、道じゃないんです。これが実は城壁なんです」と言われてビックリ。

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 「獅子の霊巌」あたりまで続いています。最後の説明で、この「屋嶋城」は日本書紀に書いてあるが、遺跡が出てこなかったものだから、(以前ブログで紹介した)坂出の「城山(きやま)」がそれだろうと言われていたそうです。屋嶋城はやっぱり屋島にあることが分かったという次第。最初に見た看板にあるように、民間研究者による石垣発見がきっかけだったというのが夢があっていい。

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 戴いたパンフレットです。黄色い線が城の領域のようです。北にぐっと伸びた部分にはあまり手が入っていないようです。ふつう人が入る観光地も南の部分に限られています。見づらい写真ですいません。パンフレットをずっと持ち歩いたので、ベコベコになりました(讃岐弁で「きたなしげに(汚く)」なりました)。こういう現地説明会にはファイルするものを持っていくべきですね。




  1. 2012/11/23(金) 22:30:33|
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Author:犬の知人
丸亀で生まれて、いまは高松の住人。2・3歳のころ見たマリンコングや七色仮面を覚えている。高校生の頃に使ったある参考書の臭いをありありと覚えている。etc.・・・記憶が残るほうなので、郷愁を感じるものが好きである。

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