朝からとても残念なニュースでした。岡山市の金山寺本堂(国の重要文化財)が全焼してしまいました。ブログでは岡山にいたころに撮った写真も、当時の思い出とともに紹介していますが、金山寺は2005年12月に訪れてました。
山門(1645年)は市の重要文化財です。
石段を登っていきます。
岡山県の重要文化財・護摩堂(1575年)は修理中でした。
さらに石段を登ります。
消失してしまった本堂(1575年)です。
ニュースでは、ロウソクの火が原因かもしれないとのこと。ご住職さんには本当にお気の毒です。
重要文化財などは、細かい設計図や材質を記録しておいてはいかがでしょう。せめて、再現できます。もともと、古い重要文化財などは、修繕や部材の交換などを繰り返しているので、新陳代謝してすっかり入れ替わっていることもあり得ます。余談ですが、正確な再現と、少しずつ入れ替わるのとは程度の違いなんでしょうか。とはいえ、世の中の大事なことはすべて「程度」の問題だというのも真実…。
県の重要文化財・三重塔(1788年)です。
もうひとつは、小豆島・銚子渓(ちょうしけい)の「お猿の国」で猿団子が見られるようになったという、のどかなニュースでした。これは2006年12月の写真です。この繁栄ぶりは、お猿の王国といっても過言ではありません。
こういうかたまりを猿団子といいます。
「さびーっ」「寒いゆーたら、50円な」「えーっ」「もう黙っとれんぐらい寒いがな」「…」
ついでに、寒霞渓の風景は紅葉シーズンに紹介しましたが、2006年の写真から未紹介の光景を並べます。
山と海の雄大な光景。
山と海の間に人間の生活があって、地球の丸さが写っています。学校の黒板のタテ一杯に円を描いて地球だとすると、大気圏の空気がある所も海の深さもそれぞれ1mmぐらいの幅らしいです。地震に限らず、そもそもぞっとするほど危ういバランスの上に人類は生きています。
12月3日の写真ですが、この年はまだ紅葉が残ってたんですねー。
キングコングが出そうな岩山です。
最後の2つは、ロープウェイの中からです。
ニュースの話題から離れましたが、猿団子といっしょに保存してたので、ちょっと紹介しました。
- 2012/12/25(火) 21:52:16|
- 史跡・文化財など
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