どこいっきょん?

岡山・香川の史跡を中心に、マニアックに迫ります。

宇多津「まち歩き」(香川県立ミュージアム学芸員とともに)

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 「うたづの町家とおひなさん」の報告、3回目です。盛りだくさんで、これでも見てほしい写真を切り詰めています。写真は宇多津町役場です(西から東を見ています)。

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 この辺(「倉の前」)に高松藩米蔵があり、港町として栄えました。もともと、室町時代に守護所が置かれるなど重要な場所でしたが、さらに交通の要衝として発展したようです。
 県立ミュージアム学芸員の渋谷さんと、会長さんをはじめ地元実行委員のみなさんの案内で、役場の西の「こめっせ宇多津」から出発して、元・商家の「蔦屋」さんを目指して歩きました。

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 いただいた「屋号地図」です。赤い線はパソコン上で私が記入したものですが、江戸時代の高松丸亀街道です。西の宇夫階神社から東は聖通寺あたりまでが宇多津の町で、ちょうどその両端辺りで街道が今の33号線と重なります。高松藩米蔵は海辺で、南へ少しずつ上がっていて、街道が一番高い所(背後の山の手前で)を通っているそうです。目指す「蔦屋」さんは、川(大束川)に架かる橋の手前です。

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 ちょっと字がつぶれてますが、赤く囲ったところが「蔦屋」さんで、街道を挟んだ「西光寺」とともに、水運と陸上交通の交点、一番いい場所に位置します。

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 途中で、町家が一軒なくなって駐車場になった所で、説明。向こうに、奥に細長い町家の断面がきれいに見えます。駐車場も細長くて使いづらいのですが、何より、町家が一軒なくなったことが残念です。住民が町ぐるみで、そして、文化財課なども入って、周囲の協力もあって、保存活動が行われます。「町家とおひなさん」の活動は10年目に入りますが、会長さんの「町家を守りたい」という気持ちが原点だそうです。
 以下同様ですが、伺った話をまとめていると考えてください。私の感想なども混ざるかもしれませんが、いちいち分けるのも読みづらいでしょうから、その点ご了解ください。

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 上手に写真が撮れていませんが、ここは道がきれいに十字に交差せず、わざとずらしています。城下町によくある防御のための作りですが、藩の米蔵があったためと思われます。

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 さて、高松丸亀街道に入りました。東へ向かっています。

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 大束川まで来ました。

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 北を向くとこんな感じです。

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 宇多津町が発祥のライスパワー関連の建物らしいです(「ライスパワー」が初耳でした…)。元は、ここまで「蔦屋」さんでした。私の背後に、西光寺があります。

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 今回おじゃまする「蔦屋」さんのご子孫のお家です。「蔦屋」さんは材木を扱っていました。

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 雛人形も立派です。それぞれのお家の雛飾りは、奥さんがお嫁入りなどの時にもってきたものだそうで、坂出風のものがあったり、丸亀風ののものがあったりして、全体として宇多津風になっているそうです。

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 天保のころの暦です。

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 漆器の箱ですが万延2(1861)年と書かれています。

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 細長い町屋の裏庭にある蔵です。

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 出てきた木札には「天保2年」に建てたことや、塩飽(しわく)の大工(船大工)が施工したことなどが書かれていました。先にも述べたように、ここは水運と街道との接点で、輸送などにおいて塩飽諸島と関連があったようです。
 学芸員さんによれば、これを見せてくれて、何なのか尋ねられたのは奥さんだったそうです。旦那さんは、小さなころから見慣れ過ぎているせいで、何も気にしないことが多いようです。いろんなことをお年寄りに尋ねて再発見したり、町家の価値に気づいたのも奥さん方のようです。それで、実行宇委員でも女性が多いそうです。

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 お土産に下さった、折り紙のコマです。



  1. 2013/03/04(月) 19:06:28|
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Author:犬の知人
丸亀で生まれて、いまは高松の住人。2・3歳のころ見たマリンコングや七色仮面を覚えている。高校生の頃に使ったある参考書の臭いをありありと覚えている。etc.・・・記憶が残るほうなので、郷愁を感じるものが好きである。

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