どこいっきょん?

岡山・香川の史跡を中心に、マニアックに迫ります。

屋嶋城跡城門遺構・第3回現地見学会に参加して(高松市5月25日)

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 昨年11月23日のブログもぜひ見てください。前回の現地見学会の様子を載せています。
 今回、完成した部分へと向かいます。

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 おっ、出た。

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 実は、全部完成したのかと勘違いしていました。完成は平成27年になるそうです。向こうの端の、さらに向こう、入口になる所からあちらが未完成です。

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 日本書紀の記述を見せてくれています。

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 663年の白村江での敗戦後、唐・新羅連合軍に備えて西日本各地に作られた朝鮮式山城(坂出市・城山遺跡は11月13日のブログ、総社市・鬼ノ城は11月15日のブログで紹介)の一つです。

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 屋島が島だったときを再現した絵(源平合戦のときもまだ島です)。

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 その想像図。

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 今回、入口から向かって右の石垣が完成。

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 茶色が出土した石で、黒っぽいのはよそから持ってきた石。材質は同じ安山岩で、もとからあるのも茶色いのは表面だけで、割れば黒いそうです。

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 端っこ。この横が入口。石積みから飛び出ているのは、重量を計測する装置なのだそうです。

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 真ん中辺りが膨らんでいるのは、わざとです。飛び出た岩盤などを利用しているので、もとから自然にこうなっていたそうです。近世城郭の石垣が圧力に耐えかねて飛び出てきているのとは違い、安全です。また、安全性の面から、見えないところでは現代の工法を使って補強しているようです。

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 真ん中の大きい岩が岩盤です。

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 さて、戻る時間が来ました。見学の第2班と交代です(四国新聞には訪れた市民約300人てありましたが、第1班は整理券75番まででしたが・・・?)。

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 上から見たところ。土も酸化マグネシウムを混ぜて強化しています。

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 左側が完成した部分。いい景色です。

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 完成が楽しみです。屋島は何回か紹介しましたが、絶景ポイントが多いです(まだ、北嶺からの眺めをお見せしていませんので、そのうち紹介します)。香川県人にはおなじみの屋島ですが、他県の方はびっくりすると思います。頂上の平らな部分を囲む線は7kmにわたり、その多くの部分が断崖絶壁です。

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 完成したら、ここは史跡&絶景ポイントになると思います。

  1. 2013/05/26(日) 19:55:47|
  2. 史跡・文化財など
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コメント

ブログ内容とまったく無関係の主張(コメントではない)が「コメント」として載せられていましたので、削除させていただきました。独自の主張をお持ちの方は、ご自身のブログで主張されるようお願いします。
  1. 2013/05/28(火) 08:36:23 |
  2. URL |
  3. 犬の知人 #-
  4. [ 編集 ]

屋嶋の城

先日 牟礼に用事があり 帰りに志度寺に寄ってきました。 
重森美鈴さんのお庭も見学しました。お寺全体が工事中でなんだかただごとでない気配、、曲水の庭は相変わらずの草ぼうぼう、枯山水のほうは白砂がかなり荒れてました。何なんでしょうね。
以前から気になっていた藤原不比等という謎の人物にまたまた興味しんしんです。

屋嶋の城 見るからに大掛かりですね。防衛に必死な感がうかがえます。27年の完成が楽しみです。家でゆっくり犬の知人さんのアップを見るほうがよく理解できそうです。ありがとうございました。
 
  1. 2013/05/28(火) 15:07:21 |
  2. URL |
  3. かこのはな #-
  4. [ 編集 ]

志度寺の伝説・屋嶋城・・・藤原不比等の生きた時代

いつもありがとうございます。
志度寺の庭を見学されたんですね。「海女の玉取り伝説」の最初の出所は何なんでしょうか・・・?
藤原不比等さんは中臣(藤原)鎌足の次男です。壬申の乱(672年)で近江朝廷側だった藤原一族が落ち目になったのち、持統天皇に重用された不比等さんが一気に権力の座につきました。娘の宮子が聖武天皇を産み、さらに末娘・光明子を聖武天皇の皇后(人臣皇后の初め)にしました。また、不比等の四人の男子が、藤原四家の祖となりました。奈良時代は四家のうち南家と式家が力を持ちましたが、平安時代に(玉取り伝説の)房前(ふささき)の子孫・北家が摂関政治を行います。不比等の奥さん・(県犬養)橘三千代も有名人で、大貴族・橘氏の祖です。
屋嶋城など古代山城は白村江の戦い(663年)後で、中大兄皇子(天智天皇)・藤原鎌足の時代ですが、不比等も生まれています。当時の国際関係にも興味津津です。 
  1. 2013/05/28(火) 21:42:45 |
  2. URL |
  3. 犬の知人 #-
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屋嶋の城

いつもながらスパッと切れるご指南 ありがとうございます。不比等、その妻 重要人物なんですね。

にわかに日本史に興味を持つようになってから、政治家で途中改名した人物は信用がおけないんじゃないかというマイルールが出来つつあります。怪しい、あとで都合が悪くなった、祟られた、等々。
名前ってその人を決定しますよね。犬の知人さんは犬に操られているのでしょうか?

同行した友人の話では志度あたりも昭和の代まで海女が居たらしいです。海女の風習にも謎が多く 岩場に朱い鳥居があったりはちまきに五芒星が記されていたりで、人気の朝ドラのあまちゃんも興味深く見ています。

梅雨に入りました。洗濯物の乾き具合に妥協を強いられる期間です。  
 

  1. 2013/05/30(木) 12:46:33 |
  2. URL |
  3. かこのはな #-
  4. [ 編集 ]

海女さん

「志度あたりも昭和の代まで海女が居たらしい」とのこと。びっくりです。香川県の海女さん史(?)、興味があります。「海女の風習にも謎が多く」、うーん。知りたい。今、アレコレしすぎなので、いつのことかわかりませんが、勉強してみたいです。
 私の「名前」ですが、実は、ブログを始めた時、『後で考えよう』と思って適当につけてしまい、そのままになっています。「変!」ですが、今更まあいいか・・・ってなっています。
 暑さ・湿気に弱い私は梅雨が苦手です。ウキウキするのは梅干し好きの人だけ?
  1. 2013/05/30(木) 21:24:38 |
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  3. 犬の知人 #-
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Author:犬の知人
丸亀で生まれて、いまは高松の住人。2・3歳のころ見たマリンコングや七色仮面を覚えている。高校生の頃に使ったある参考書の臭いをありありと覚えている。etc.・・・記憶が残るほうなので、郷愁を感じるものが好きである。

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