どこいっきょん?

岡山・香川の史跡を中心に、マニアックに迫ります。

庚申さん

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 大窪寺へ行く377号線は、そのまま道なりに進めば徳島へ入ろうかという一歩手前で、急に香川県側へ折れ曲がる。ちょうどその当たりに、四国で一番りっぱな槇川の庚申塔がある。道路左脇、と言っても、道より低いのでちょっと分かりづらい。青面金剛(しょうめんこんごう)が邪鬼を踏みつけ、その下に、見ざる・言わざる・聞かざるの三猿が彫られています。

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 江戸時代に広がった庚申信仰は、60日に1回の庚申(こうしん、かのえさる)の日に徹夜で飲食をともにして過ごす行事。人間のからだには三尸(さんし)の虫というのが住んでいるらしい。庚申の夜、このムイムイ(讃岐弁で虫)が寝ているあいだにからだから抜け出て、閻魔さまに会いに行く。そして、その人の行状を報告するのだという。そのせいで、寿命が縮まったり、地獄に落ちたりするので、このムイムイが出て行けないように、起きていようということになった。この庚申講を3年続けた記念に庚申塚(庚申塔)を建てたといいます。

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 お遍路さんたちがお参りしています。大窪寺です。旅の終着点、第88番目のお寺です。

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 大窪寺から少し北に行った所にも庚申さんがあります。

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 こちらは、三木町の庚申さんです。

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 これも三木町ですが、町中に近いです。専修寺の南、たんぼを隔てた狭い道路脇に祭られています。

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 庚申信仰の実態を調べてみたいと思っています。まだ、庚申講が一部残っているとも聞きます。

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 こちらは、丸亀市土器町の庚申さんです。瓦の屋根が立派で、大事にしたんだなあと思います。ここはかつて堤防だったと聞きます。

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 これだけ立体的なのは珍しいそうです。

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 最後は、まんのう町勝浦の庚申さんです。かわいらしい感じですが、猿田彦の命(さるたひこのみこと)という偉い神様が祭神です。そもそも三猿もそうですが、申(さる)からの連想です。もっとも、三猿のほうは単なるお遣いですが。

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 少し高い位置の小さなお堂の中に祭られています。ここに来る前、カフェピッコロという知る人ぞ知るおいしい料理の店で休憩し、コーヒーを一杯いただきました。そのお店で、「勘を頼りにここまで漂着したのですが、勝浦の庚申さんを御存知ありませんか?」と尋ねたところ、マスターがお知り合の方にいろいろ電話をかけて尋ねてくださいました。当然、感謝感激で「そこまでしていただなくても・・・」と遠慮したのですが、ちゃんと調べてくださったのです。いい方と出会えると、それだけで、ずっと先まで気持ちが支えられる気がします。 

 下に見えるバス停が、ちょっと味があっていい感じではありませんか?



  1. 2012/08/24(金) 22:23:57|
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  1. 2013/09/13(金) 11:30:01 |
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見ていただき、ありがとうございます。

 関心を持っていただき、ありがたく存じます。
 お問い合わせの件ですが、確か、県立図書館でいろいろ調べて、現地でウロウロして発見できました。お教えしようと思うのですが、2つ問題があります。先ず、バカなことに詳しい記録をちゃんと残していません。第二に、私がとんでもない方向音痴だということです。方向音痴というのは、地理的な空間認識がダメな奴で、地図が頭に浮かばない、当然、位置関係が記憶に残らないないわけです。
 必死で資料やメモが残ってないか探したのですが、見つかりません。地図を見ながら、一生懸命思いだした限りで、お教えします。もし、全然違っていたら、本当にごめんなさい。

①土器川の庚申さん…確か、土器川の西側の「土器町」だったと思います(土器町はほとんど川の東で、西側はかなり限定されます)。で、土手より、一本西側を南北に通る道だったと思います。
②まんのう町の庚申さん…勝浦という所で、土器川沿いの483号線から、108号線に入った道が、ブログの写真に写る道だと思います。写真の道は、483号から入って、左から右へ登っています。地図を見ながら、これだったような…という頼りない記憶です。

 違ってたら本当にすいません。

 いざとなったら、付近で人に尋ねるのが一番かと思います。私はいつもそのテです。

 
  1. 2013/09/13(金) 22:07:36 |
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  1. 2013/09/14(土) 01:06:03 |
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  1. 2013/10/20(日) 23:44:57 |
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どういたしまして。

お役に立ててよかったです。
記憶に不安があったので、ホッとしました。
ぜひ、香川の庚申塔を制覇してください。
  1. 2013/10/21(月) 19:08:38 |
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Author:犬の知人
丸亀で生まれて、いまは高松の住人。2・3歳のころ見たマリンコングや七色仮面を覚えている。高校生の頃に使ったある参考書の臭いをありありと覚えている。etc.・・・記憶が残るほうなので、郷愁を感じるものが好きである。

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