
犬塚です。
四国こどもとおとなの医療センターと関連施設のある一角の北東の近くに、「弘法大師幼時霊場・仙遊寺」があります(ヤフー地図に表示されます)。そのもう一つ南の通りに面した小さな公園にあります。

義犬伝説とは、次のようなものです。弘法大師が唐に留学したとき、天竺の国?で王様が持ち出し禁止にしていた薬草を持って帰ろうとしました。畑に番犬がいたので、ばれないように3粒の種を足の股の肉を裂いてその中に隠しました(痛い!)。それでも、1匹の番犬に吠えられてしまいます。弘法大師は番人に問いつめられても盗んでないといい通したため、犬のほうが番人に叩かれて死んでしまいました。弘法大師はその犬の死骸を長安まで運び、真言の秘法を施して生き返らせました。薬草とともにこの犬も連れて帰国し、その後、死んだ犬を祀ったそうです。
死んだ犬を生き返らせるパワーがあるんなら、もっとファンタジックな魔法で種を持ち出せなかったのでしょうか?いや、その前に王様を説得できたのでは?ていうか、盗んでもよかったの?この王様は悪者な設定?そもそも、義犬伝説っていうより、犬にしてみれば、痛いのちビックリ不思議体験で、義犬て言われても腑に落ちんんわー…では?かくして、いまではツッコミどころ満載な話ですが、大昔の話には理屈に合わないところがあってナンボ、いや、ありがたいってもんです。目がテンの犬がほほ笑んでいる気がしました。

ここはどこ?
仙遊寺が建て替え工事中なのでした。

石の稚児大師像と大地蔵さんです。
改めて、善通寺市のHPを見ると、「夜泣きに霊験がある寺としても有名で、境内の庭にある楠木の前に赤ん坊を寝かせてから、お母さんが抱き上げてお参りすると、夜泣きしなくなるといわれ、全国各地からお参りの人が訪ねてきます」とありました。楠木、残ってたっけ?写真には見えないので心配。現場になかったら、たぶん、別なところに移しているのだと思います。本年度内に再建予定、納経・朱印は総本山善通寺御影堂までと書いていました。

獅子舞が行われていました。
- 2014/10/18(土) 11:46:35|
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