どこいっきょん?

岡山・香川の史跡を中心に、マニアックに迫ります。

坂出の海岸線の移り変わり

坂出の海岸線の移り変わり

 一番下の赤い線が古代の海岸線です。次に、江戸時代の海岸線が真ん中の青い線。最後は、1826年に久米通賢さんを中心に塩田開発されたときの海岸線が、いまの海岸線である一番上の赤い線。

DSCN5395_convert_20150707164217.jpg

 坂出高校の南西角にある松林は、古代の海岸線にあった松林が残ったもの。といっても、一本一本は枯れますので、松林全体として今に続いてきたということです。かつては、学校の南側を東に向かってずーっと続いていたそうです。

DSCN5390_convert_20150707164141.jpg

 写真向こうが東です。海岸線は、この方角に延びていたので、こう見た方がイメージがつかみやすいかも。

DSCN4859_convert_20150707163830.jpg

 今度は、江戸時代の海岸線を見ましょう。青線の右端にある青●に、この石灯籠があります。

DSCN4858_convert_20150707163803.jpg

 「新開常夜灯」です。 灯籠の右下に海の堤防だった石垣があり、これが延々と西へ向かって残っています。

DSCN4862_convert_20150707163856.jpg

 「坂出の昔話を探すツアー」に参加したとき、地元の参加者の方が教えてくださり、ツアーのあとで個人的に案内してくださったのです。感謝感激です。

DSCN4866_convert_20150707163925.jpg

 ここは確か、東を振り返って撮ったもの。石垣は現在の道からは少し南で、知らないと気付きにくいです。

DSCN4867_convert_20150707163955.jpg

 この家は海岸べりに建っていたそうです。この位置に家があったということか、この家がリフォームしつつ続いているのかは、忘れました…。このあと、商店街を越え、少し南にずれてさらに西へと石垣は続きます。

DSCN4871_convert_20150707164114.jpg

 けっこう歩いたあと、広めの駐車場が道の南側にあり、その奥に石垣がはっきり残っています。

DSCN4870_convert_20150707164044.jpg

 こんな感じ。

DSCN4817_convert_20150707163704.jpg

 最後は、地図の一番上。すでに紹介済みの、久米通賢さんがつくった一文字防波堤。東を見ています。

DSCN4818_convert_20150707163736.jpg

 先ほどの位置から、西を見ています。この道の下に防波堤の続きが埋まっているはずです。


  1. 2015/07/08(水) 18:18:31|
  2. 史跡・文化財など
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<高幢神社(丸亀市) | ホーム | 多度津町・町歩きに参加(3)>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://jaimelamusique.blog.fc2.com/tb.php/547-969882b9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

犬の知人

Author:犬の知人
丸亀で生まれて、いまは高松の住人。2・3歳のころ見たマリンコングや七色仮面を覚えている。高校生の頃に使ったある参考書の臭いをありありと覚えている。etc.・・・記憶が残るほうなので、郷愁を感じるものが好きである。

最新記事

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (61)
史跡・文化財など (358)
音楽 (17)
ひょっこり思ったこと (7)
歴史 (40)
自然 (170)
映画 (5)
信仰・民俗・伝統など (71)
哲学する (14)
名勝 (1)

カレンダー

02 | 2024/03 | 04
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

FC2カウンター

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR