どこいっきょん?

岡山・香川の史跡を中心に、マニアックに迫ります。

津山弥生の里(津山市)

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 津山弥生の里は、沼遺跡(弥生中期の終わりごろ)と津山弥生の里文化財センターからなります。

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 復元された竪穴住居。接地部分の固い土がちゃんと周囲より高くつってあり、水が内部に入らないようになっています。前回見た門田貝塚の復元は、入口がちょっと怪しかったですが…。

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 「回転双曲線面」って・・・難しすぎ…。弥生人もびっくり。本人たちはブリコラージュで作っちゃったんでしょうけど、いずれにせよ、頭のいいリーダーがいたんでしょう。もちろん、知識の蓄積がないだけで、タイムマシンで現在に連れて来て、学ぶ機会があったら、学者になれる頭脳の持ち主はいたわけです。それはもう、旧石器時代のホモサピエンスのころからそうなんです。

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 中央に炉があります。古墳時代(弥生の次)には、カマドが登場します。

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 回ってます。

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 外には、小さな幸せだけが見えるような感じ。時代が下るほど、楽しみと苦しみが増大していったんだろうなー。

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 住居跡が分かるようになっています。目の前に見えるのが文化財センター。

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 弥生人の霊がいたら、「家が半分ねー」とか言ってそう。

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 高床倉庫。ネズミ返しがないのはなぜ?

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 大事な部材はヒノキのようです。ちゃんと材質を理解していたようです。摘んだ稲穂をそのまま置いたようです。

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 高床倉庫跡。

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 文化財センター。展示室の入り口が竪穴住居を通るようにできています。

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 炉の上を通ります。

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 栗・トチ・シイ・ドングリ・クルミ。栗の類は、すでに縄文時代から栽培していたことが分かっています。DNAから品種改良していったことも分かっています。

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 磨製石器は新石器時代からで、日本では縄文時代の始まりと重なっています。日本の新石器時代は、土器づくりがとても早いのですが、反面、世界の新石器時代は農耕の始まりでもあり、日本では弥生時代までちゃんとした農耕はありません。あと、打製石器は旧石器時代に始まりますが、当然、のちの時代にも使われています。いつ始まったかがポイントです。
 磨製石器は意外と簡単につくれます。やってみると分かりますが、石は簡単に磨けます。むしろ、打製石器の方が職人的コツを要します。

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 沼遺跡の模型。

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 木製品。
 田植えをしている人がいますが、弥生初期には湿田に種を直播きするのがほとんどでした。乾田に田植えは中・後期に普及しました。湿田は深く、身動き取れなくなるほどです。田植えをしている人の頭近くに展示してあるハシゴ状のものは、田下駄といい、湿田に足が埋まるのを防ぐためのものです。その横のは大足で、肥料を踏み込むためのもの。

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 石包丁で穂首刈りをしています。やはり、湿田だったからでしょうか。摘んだ穂首は田舟にのせました。
 鉄製の刃先をもつ農具が普及して、耕しやすくなって乾田が増え、また、鉄鎌で根刈りするようになります。

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 穂首刈り用の石包丁。穴にひもを通して持ちました。

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 竪杵(たてぎね)で脱穀している様子。餅つきではありません。

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 機織り。
 服は貫頭衣(かんとうい)といいます。学生のころ、何日も風呂に入れなかったとき、ゴミ袋貫頭衣をつくって、台所でシャンプーしました。

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 財産の出現とともに社会の階層化や戦争がはじまりました。
 フンドシがこの時代にあったか否かは知りません。日本の場合、女性が下着を着けるのは近代になってからです。男の場合、やはり、戦場・仕事・狩りなどで動きやすい服装にする必要があったのかもしれませんが、それでも、フンドシはずっと後の時代ではないでしょうか?

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 文化財センターにはその他の時代のものも、一通り展示されています。
 マッチラベルが懐かしい。昔の人間なら、一度は集めたことがあるのではないでしょうか。戦時中には、戦意高揚マッチなど時代を映すものでもありました。ネット上を探すと、そういう趣味のページがあります。それを印刷して、100均の象の絵などのマッチに貼り付けると、人をビックリさせることができますよ。



 
  1. 2016/03/10(木) 18:37:38|
  2. 史跡・文化財など
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コメント

おひさしぶりです

春 本番となりました。

津山にこんなに充実した施設があるんですね。
ぜひ 行ってみたいです。

さくら 今年はどんなんかなぁ?


はよ 見にいきまいよ
しゃんしゃん行かんと すんでしまうがな

と 自戒するのであります。
去年は粉所?の一本桜を見損ねました。

めじろ かわいいですね。
ふんどしの起源についても気になりますね。
あと マッチ ほしいかも。
  1. 2016/03/22(火) 10:27:01 |
  2. URL |
  3. かこのはな #-
  4. [ 編集 ]

やっと暖かくなりました。

 津山は県北の拠点都市のはずなのですが、かなり田舎っぽいですよね。さすが、岡山県は広大です。特に、津山駅周辺は独特な感じでしたが、ずいぶん大昔に見たきりなので、いまはどうなってるか気になります。
 文化的施設はいくつか立派なものがあり、建物自体も歴史的価値があります。また、古い商家の街並みも残り、歴史ある街って感じです。そういえば、日本原方面に、現代美術館や小さな貝の化石を掘ることができるビカリアミュージアムってのがあります(掘りました…)。

 桜、楽しみですね。鮮やかなときにタイミングよく見たいですね。
 できれば、メジロつきで。

 ふんどしの起源、一度調べたいと思っています。
 古い戦時中のマッチラベルを大きさを合わせて印刷し、いまのマッチに張り付けるいたずら、実は、私の体験談です。ドングリにシカ肉を混ぜて焼くなどの話も、実体験です。最近ちょっとバカなことをしていませんが、基本的になんでもやってみたくなる方です。イタズラがすぎて、ひんしゅくを買ったことも多々あります。学生のとき、手作り石鹸をつくったところ、チーズに見えたので、薄く切って皿にのせて、研究室に置いていたら、食べた人がいて「もーっ!」と怒り心頭でした…。


  1. 2016/03/22(火) 17:34:11 |
  2. URL |
  3. 犬の知人 #-
  4. [ 編集 ]

ほんとうに

 ものしりですね。
 岡山は香川にはないおおらかさがあるようです。

 いたずらはほどほどだと記憶に残らないですね。他人事ながらお気の毒に、、、もぉーで済んでよかったです。

 さくらだより 楽しみにしています。
 また武勇伝?をお聞かせくださいね。
 
 
  1. 2016/03/23(水) 16:21:00 |
  2. URL |
  3. かこのはな #-
  4. [ 編集 ]

岡山のイメージ

 私は基本的に、明確な県民性を信じていません。でも、どちらかというとコレコレといった傾向の人が他県より若干多いとか、ある傾向が他県より強烈な人が若干いるとか、その程度ならあると思います。ほとんど、たまたまでしょうけど。
 で、私にとって岡山県人で目立った人々っていうのは、やたら怒りが持続する人々。初めて見たのは学生のとき。クルマもってる友人が私の下宿に遊びに来て、さて、どこかへ出かけようという話に。ところが、彼は野原だと思って他人の土地に駐車しており、窓という窓に「駐禁」の張り紙をされ、私が下宿からバケツに水を汲んできて、寒空の中2人で必死ではがしました。その間、土地の所有者の女性の方から、おそらく、1時間30分ほど説教され続けました。2人で言った「すいません」の数は数え切れず…。もう、その女性の怒りはすさまじく、全く衰えることなく、最後は、怒りながら去っていくのでした。その後、その手の方々を何人か目撃。香川ではあまり見ないタイプだなーと思いました。香川県人だと、怒ると疲れるんじゃないでしょうか。怒ることがないのに越したことはないっていう…。岡山にいるそのテの方々は、怒りの時間もまた常態の一つって感じなんですよねー。飯食ってたり、テレビ見て笑ってたり、仕事してたり、怒ってたり…っていうか。
 イタズラや変な思い出、差し支えないのを思い出したら、また、紹介させていただきます。ブログを匿名で続けたいので、あんまり変な体験談を書くと、知っている人にばれ、そこからブワーって拡大する恐れがあるので、用心しています。

 
  1. 2016/03/23(水) 21:06:34 |
  2. URL |
  3. 犬の知人 #-
  4. [ 編集 ]

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Author:犬の知人
丸亀で生まれて、いまは高松の住人。2・3歳のころ見たマリンコングや七色仮面を覚えている。高校生の頃に使ったある参考書の臭いをありありと覚えている。etc.・・・記憶が残るほうなので、郷愁を感じるものが好きである。

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