どこいっきょん?

岡山・香川の史跡を中心に、マニアックに迫ります。

遠藤周作『叛逆』ゆかりの地

 遠藤周作の『叛逆』は、数多くある歴史小説の中でも、とりわけ、戦国大名を描いたものとしては、貴重な作品だ。織田信長の暗黒面をこれだけ赤裸々に描いたものは他にない。主人公・竹井藤蔵はまったくのフィクションだが、もし、こんな武将がいて、有名な歴史的事実・事件の現場にいたら、こんな風に感じ、考え、行動したに違いない、彼の眼には数々の歴史事象はこう映ったにちがいない。そんなふうな設定だ。そして、彼にはモデルがいて、遠藤周作の母方の祖先、岡山県井原市美星町の竹井党一族となっている。次の写真は、その拠点となっていた小さな城跡だ。

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 道がカーブしてます。ぐるっと回ります。

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 小笹丸城とあります。遠藤周作さんの字です。

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 まあるい2段重ねのケーキのような形をしています。

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 上は平らで、桜が咲いています。

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 その竹井さんは、小説の最後で、実在の人物・竹井将監として描かれています。豊臣秀吉による備中高松城の水責めは有名ですが、その周囲にいくつかある毛利方の小さな城の一つに冠山城があります。竹井将監はここでの戦いで、秀吉方の加藤清正と一騎打ちして亡くなります。

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 冠山城跡は場所が分かりにくく、地図でよく確認して出かけないと見つかりません。

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 小笹丸城同様小さく、大きな合戦向きではない。決死の覚悟でないと無理。

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 慰霊碑が立っている。最後の写真は、加藤清正の陣地跡。

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 こんもり木が茂っている所がそう。やはり、小山で、その上に陣取っていた。いまは生石神社。左手の土手は、足守川。秀吉は、このあたりを決壊させて、湿地帯を守りにしていた高松城を水に沈めた。
  1. 2012/07/18(水) 11:49:48|
  2. 史跡・文化財など
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丸亀で生まれて、いまは高松の住人。2・3歳のころ見たマリンコングや七色仮面を覚えている。高校生の頃に使ったある参考書の臭いをありありと覚えている。etc.・・・記憶が残るほうなので、郷愁を感じるものが好きである。

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